从前慢
昔は何もかもゆったりだった
作者 木心
翻译 滨田亮辅 吴小璀
记得早先少年时
僕が少年のころは
大家诚诚恳恳
誰しも真心がこもっていた
说一句是一句
言葉には表も裏もなかった
清早上火车站
駅へ向かう早朝の大通り
长街黑暗无行人
道行く人もない暗闇に
卖豆浆的小店冒着热气
豆乳屋の蒸気が立ち昇っていた
从前的日色变得慢
昔は日暮れもゆったりしていた
车,马,邮件都慢
車も馬も郵便ものんびりしていた
一生只够爱一个人
愛する人は生涯一人で十分だった
从前的锁也好看
昔の錠前もしゃれていた
钥匙精美有样子
鍵もどことなく精妙だった
你锁了 人家就懂了
鍵さえかければ分かってもらえた
2015年12月17日译于北京
2020年8月5日与滨田亮辅修订
译者简介:
滨田亮辅 浙江师范大学日本外教。
吴小璀 北京语言大学副教授。中国首位中日同声传译硕士导师。自2012年起兼任北京大学外国语学院日语系翻译硕士班(MTI)指导教师。