コーエーテクモゲームスは、「金色のコルダ」シリーズの発売10周年を記念した声優イベント「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ~Featuring 4 Schools~」を7月27日/28日に開催した。ここでは27日・昼公演「Featuring 星奏学院」の様子をお届けする。
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会場のロビーはファンから贈られたスタンド花で彩られたほか、さまざまなグッズも販売。ルビーパーティプロデュースによる4校をイメージしたスイーツやアクセサリー、ファン待望「ロングクッションカバー」の事前予約も行われていた。
ステージには、星奏学院として高木礼子さん(小日向かなで/日野香穂子役)、小西克幸さん(如月律/王崎信武役)、内田夕夜さん(榊大地/吉羅暁彦役)、水橋かおりさん(水嶋悠人/リリ役)、佐藤朱さん(支倉仁亜/冬海笙子役)、至誠館として伊藤健太郎さん(八木沢雪広/土浦梁太郎役)、森田成一さん(火積司郎/火原和樹役)、岸尾だいすけさん(水嶋新/柚木梓馬役)、神南として谷山紀章さん(東金千秋/月森蓮役)、石川英郎さん(土岐蓬生/金澤紘人役)、天音として日野聡さん(冥加玲士/衛藤桐也役)、増田ゆきさん(七海宗介/天羽菜美役)と、各学園ごとに登場。オープニングでは、キャスト全員で「BLUE SKY BLUE」を晴れやかに歌い上げる。
文化祭のゲスト奏者は誰?ドラマ「虹色の絆の旋律~星奏学院編~」前編
そして、ドラマ「虹色の絆の旋律(メロディ)~星奏学院編~」がスタート。夏のコンクールが終わると、まもなく文化祭。よりよい文化祭のために連日ミーティングが開かれていた、そんなある日のこと。
律、大地、悠人、かなでが揃った音楽室。律は今後のオケ部のことを考え、文化祭での演奏会におけるソロパートは響也とかなでに任せるという。大役を任せられたことを喜ぶかなでは、まだミーティングに参加していなかった響也に連絡しようと外へ。
電話で響也に報告するが、周囲が心配していたとおり素直に了承しない。そこで律がやって来て電話を代わり「卒業したら甘えは許されない」と伝えると、「勝手に決めるな!」と怒り、響也は電話を切ってしまった。
音楽室に戻ると、取材に来ていたニアに、演奏会のゲスト奏者について尋ねられる。大地がまだ決まってないことを明かすと、かなでが神南・至誠館・天音を招いてはどうかと提案。一同が同意し、まずはかなでが天音の冥加に電話をすることに。いつのまにか電話番号を交換していた冥加に、手が早いと危機感を覚える大地と悠人の姿も。
可愛いガールズトークにキュン!ドラマ「キミへの円舞曲」第一楽章
「100万人の金色のコルダ」のドラマ「キミへの円舞曲(ワルツ)」第一楽章では、日野香穂子、冬海笙子、天羽菜美の3人が登場し、久しぶりに一緒にお昼を楽しむ和やかなひと時を過ごしていた。
ライブパートでは佐藤さん・増田さんが「Bouquet ~微笑の花束~」を、日野さんが「Summer Impression」を熱唱。
福山さんも映像で登場したバラエティコーナー「金色のコルダ 10年目の小協奏曲」
バラエティコーナー「金色のコルダ 10年目の小協奏曲(コンティルティーノ)」には、司会に久遠一さん、アシスタントにアンフィニ、進行補佐として高木さんがスタンバイ。10年目にひっかけて、10個の質問に答えていく。回答するメンバーは谷山さん、石川さん、増田さんの3人だ。
さらに、ビデオレターで福山さんも出演。キャラソンとかけて「お前ってヤツは!」と言いたい人を回答してくださいとのコメントを寄せた。なお、福山さんが「自分以外で」と付け加えると、谷山さんが「先をこされた!」と悔しそうにする場面も。
「自分を助けてくれるもの」では、谷山さんが「コルダかな」と非常に良い声を発しつつ「10年前、ここから始まったという思いがとても強いです。今の自分を支えてくれています」と回答。突然ファンを「コルダー」「ネオロマンチェスタ」と呼びながら、作品に感謝を伝える。「こだわりのコーディネート」では、黒と金が好きだという石川さんのほか、増田さんは「ふんわりと隠してくれる服」とコメント。高木さんも激しく頷いており、会場に向けても「今はわからなくても、いつか分かるから!(笑)」と力説していた。
新作発表コーナーでは、すでに発表となっていた「金色のコルダ3 フルボイス Special」の要素ほか「金色のコルダ3 AnotherSky」シリーズも公開。なかでも「金色のコルダ3 AnotherSky」シリーズは27日・昼公演が初公開だったため、ファンから発せられた喜びの悲鳴はすさまじいものがあった。今後の展開に期待していこう。
至誠館と神南、さらに響也の出した答えとは――「虹色の絆の旋律」後編
ドラマ「虹色の絆の旋律(メロディ)~星奏学院編~」の後編では、ひとまず至誠館と神南の2校へ依頼すべく、まずは律が八木沢に電話をするが再び出てもらえない事態に。そこで悠人が新へ電話をすることとなる。
悠人が文化祭のゲスト奏者について伝えると、八木沢たちが来月に大切な模試を控えていることが判明。ただの演奏だけなら可能だが、星奏学院での演奏ともなればメンバーがきちんと揃わなければ意味がないと断られてしまう。
至誠館の様子を聞いた律は、八木沢本人の意見も聞いておきたいともう一度連絡を取ることに。そこで神南への連絡は大地に任せるという。悠人に「本当に大丈夫なんですか?」と聞かれつつ、大きなため息をつきながらも「副部長としての務めは果たす」という。
神南では、東金が次の部長への引継ぎ方法で考え事で頭を悩ませていた。そこに大地から電話がかかってきたのだが、かわりに土岐に出るよう頼んでしまう。大地が文化祭での演奏依頼を伝えると「うちらの演奏は高こうつくけど」という土岐。そこで大地がかなでの名前をだすと、それなら仕方ないとあっさり了承。東金も、かなでが自分たちの音色を欲しいというのであれば応えると返事をした。
一方八木沢に電話をかける律。至誠館の吹奏楽部として後輩達と演奏する機会はこれが最後かもしれない。だから文化祭へは参加させてほしいと依頼を受ける。
先程断られた天音も理事長経由での正式な依頼として受理され、残るは響也のみ。響也なら答えを出して戻ってくるときっぱり断言するかなでの耳に、バイオリンの音色が飛び込んでくる。その場にいた皆の心に響く力強い旋律こそ、言葉以上に語る響也の答えだった。
息ぴったりのキャラソン&美しい音色が奏でられた生演奏からフィナーレへ
「愛のあいさつ」(エルガー)、「ハンガリー舞曲第一番」(ブラームス)の生演奏に続き、ライヴコーナーへ。会場内のファンに対し、大地そのままに「ひなちゃーん」と会場内に呼びかける内田さんは「君のすべてを」を歌い、小西さんが続けて「2nd STAGE」を披露。さらに「Silver Lining」では息の合ったデュエットで観客を魅了していた。
アンコールでは全4公演の最初ということもあり、まだまだこれからという意気込みが強く感じられる挨拶が続いた。10年という節目を祝うコメントを寄せる一方で衣装に触れるメンバーが多く、男子生徒のようなスタイルがばっちりと決まっていた水橋さん、大地そのままの格好をしていた内田さんのほか、お祝いということで選んだものの「結婚式の披露宴にきた人にみたいになっちゃいました(笑)」と笑いを誘っていたのは伊藤さん。増田さんは七海ではパンツルック、天羽ではスカート風と服装をこまめに切り替えており、同じく2人のキャラクターを演じた日野さんもシーンに合わせて衣装を変えていた。
そして出演者全員とファンが一体となり「BLUE SKY BLUE」を会場全体に響き渡らせる。先ほど生演奏を披露した富山宏基さん、室屋光一郎さん、星野智也さん、平林龍さんも加わり、美しいハーモニーでイベントは締めくくられた。