圧倒的な恐怖感・絶望感・・・。そんな言葉がよく似合う漫画「進撃の巨人」。第1話から様々な伏線が張られ、いまだに先が見えない展開もあり、連載当初から話題沸騰中です。
ともかく謎が多い漫画です。しかし、これほど1ページをめくるのにドキドキする作品もなかなかありません。そんな進撃の巨人についていくつか気になる点を列記していきたいと思います。今回はまず表紙裏の話です。

表紙裏
表紙裏をめくると、巨人や地形の絵が現れます。で、よく見るとですね、文字のようなものが描かれています。普通に見ると分かりませんが、上下を逆さまにしてみるとカタカナになっており、難しいながらも読めるわけです。その解読と時系列?順に並べたものをちょっと紹介したいと思います。
○左ページ左側

キョジンノ
アットウテキ
ナセンリョク
ニナススベモ
ナクジンルイ
ハシンテンチ
ヘノコウカイ(タイ?)
ヲヨギナクサ
レタ
コノトキジン
ルイノホトン
タガソノタイ
ハンハヒトド
ウシノテニヨ
ルノデシタ
赤字は解読が難しかったものです。もし分かる方がいれば教えてください。
もう少し読みやすくすると、「巨人の圧倒的な戦力になすすべもなく人類は新天地への航海を余儀なくされた このとき人類のほとんどが○○『死滅し』たがその大半は人同士の手によるのでした」というものです。この読めない部分が割と重要な気がしてなりません。特に、人同士で何をやったのかが気になります。
○左ページ中央

キョジンノシュツゲンニヨリ
スミカヲウシナイニゲマ
ドウヒトビト
「巨人の出現により住処を失い逃げ惑う人々」
絵を見ていると、いくつもお城らしきものが見えます。もしかすると昔はいくつかの国であったものが、全て消えてしまった・・という可能性もあります。
○左ページ右側

ほぼ解読不能
背表紙と被っているため、文字が多少分かるものの文章としてはちょっと分かりませんね。
○右ページ左下

コウカイハナンコウ
ヲキワメヤクハンス
ウガモクテキチニト
ウタツスルコトナク
ショウソクヲタッタ
「航海は難航を極め、約半数が目的地に到達することなく消息を絶った」
この物語には出てこなかった海という概念。巨人から逃れるために渡ったとされる海を巨人たちも渡ってきたのでしょうか?半数の人が消えてしまうほど荒れていた海をですか??うーん、実に不思議です。それと、誰が海賊王になったのかが気になります。
○右ページ上

シンテンチニハ
モトモトキョウ
ダイナカベガ
ヨウイサレタ
「新天地にはもともと強大な壁が用意された」
文章として支離滅裂なところもあるので、何とも言えません。ただ、「モトモト」という言葉が気になります。誰かが準備しておいたのでしょうか?
※この文章が割と重要な気はするんだけど、何か一番自信ない・・・。
○右ページ下

シンタイリク
ココヲワレワレハ
シンセイナルモノ
トシテアガメル
「新大陸・・・ここを我々は神聖なるものとして崇める」
崇めるという言葉が逆に不気味です。
○右ページ右側

コノカベノナカニハ
ジンルイノリソウガ
アルコノカベノナカニ
エイキュウニ
アラソイノナ
イセカイヲ
ツクロウ
「この壁の中には人類の理想がある この壁の中に永久に争いのない世界をつくろう」
争いどころか襲われてますが・・・。まぁ、確かに最初の頃の人々はのんびりとした暮らしでしたしね。
いい線まで読めてると思います。ただ、やはり自信のないところが所々ありますんで、分かった方がいれば教えてください。期待しています。
次回は「ミカサとキスする50の方法」です(嘘
※追記(2011年)

URL http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=7820
3巻あたりまでの内容をまとめた同人誌を出しました。興味がある方は是非読んでみて下さいー。伏線はほとんど回収しています。もちろん、表紙裏全文をここの不完全版ではなく完全版を載せています。
↑↑↑絶版でーす。ごめーんね。
※追記(2013年4月)
アニメ化記念に全文掲載しておきます。
巨人の出現により住処を失い逃げ惑う人々。
船に乗れたのはごく少数の権力者たちだけであった。
航海は難航を極め、約半数が目的地に到達することなく消息を絶った。
新天地にはもともと長大な壁が用意された。
新大陸・・・ここを我々は神聖なるものとして崇める。
この壁の中には人類の理想がある。
この壁の中に永久に争いのない世界をつくろう。